「あっ!・・・あっ・・・いやぁ」
今までとは違う刺激が全身を襲う。
「・・・・やっ・・・あああっ・・・!!」
急にもようしたような感覚を覚えた。まさか、こんなところで。
「ぃあっ・・・・いやあぁあああぁあああーーー!!!」
全身を粟立たせ、ハセヲは泣きそうな声で叫びながら秘部から無色の体液をびしゃりと吹き出す。
俗に言う、潮だ。その潮は腿をつたう間もなく、勢いよく床を濡らす。愛蜜とは異なり、粘り気がなく、
本当にただの液体のようだった。まるで、おもらししてしまったかのような醜態に、ハセヲは気が狂
いそうになる。身体を絶頂の反動で何度も痙攣させながら、顔を真っ赤にし、瞳を涙で震わせる。
「ひっ・・・・ひぃ・・・・・ぁひッ」
すすり泣く声に構わず、オーヴァンは再び秘部を撫で回し始めた。
「ひっ・・・・ひぁっ、あっ・・・」
イったばかりだというのに、秘部の突起を少し刺激されただけで頭が痺れる。
「ひぁっ・・・・あっ、あああああーーーーッ!!」
すぐにまた身体を痙攣させた。いわゆるイキっぱなしの状態だ。
何回イったか分からないほど、ハセヲはオーガニズムの快楽に酔いしれた。
「うぁっ・・・はっ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・・」
数分間の絶頂の連続と、その後の昏倒でハセヲの意識はおぼろげになる。身体はぐったりとして、
自我を保つのもやっとという様子だ。ハセヲは、オーヴァンの身体に擦り寄るように倒れ込んだ。
はぁあぁと荒くなった息を、なんとか整えようとしている。連続でイき続けたことや今までにない絶頂
の荒波に、身体の体力をすべて持っていかれたようだ。もう指一本動かせないだろう。
「くく・・・随分気に入ったようだね。こんなに喜んでもらえるとは思わなかったよ」
「ちがっ・・・・・・喜んで・・・なんか・・・・・・・ッ!?」
オーヴァンの言葉に反論しようと、とっさに顔を上げたハセヲの目に、ある人物の姿が映る。
「あ・・・あぁ・・・そんな・・・どうして・・・」
ハセヲの瞳が驚愕に震える。その瞳が映す相手はホームの扉にただ静かに佇んでいた。
「志乃さん・・・ッ」