悪夢の始まり(04/13)
 

 

 

「少し匂い付けさせてもらうだけだよ」

 

 

「んっ・・・ぁんっ・・・あっ・・・・、・・・ひゃあッ!」

 

 

硬い先端部分で、柔らかい媚肉の折り重なっているところを、細かく突いてやる。すると、ハセヲの身体は

 

素直に反応を見せ、物欲しそうにヒクついた。

 

 

「・・・ああっ・・・んっ・・・んんっ、んぁッ!」

 

 

ちょっと奥に押し込めてやると甘い喘ぎ声さえ漏れてくる。ハセヲの純な反応に満足し、オーヴァンは執拗

 

に秘部を責め立て、じらし続けていった。

 

 

「やっ・・・ふあっ・・・ぁんっ・・・あっ・・・」

 

 

「・・・くっ・・・」

 

 

ふと、オーヴァンが苦しそうな声をこぼした。どうやら、そそり立つ肉棒が昇り詰めたらしい。

 

 

「・・・・んん、んぁっ・・・ッ!?」

 

 

・・・どばっ どぴゅどぴゅ・・・

 

 

男のモノがビクンッと大きく脈打ったかと思うと、勢いよく熱いモノが吐き出された。熱く、ぬるぬるしたソレが、

 

 

ハセヲの太ももや秘部に淫らに纏わり付く。自らが溢れさせた愛蜜と共に、獣臭がする白濁が,べっとりと

 

 

火照ったハセヲの肌を彩っていた。

 

 

「気分はどうだ?」

 

 

「・・・・・・」

 

 

白濁と愛蜜のまざったものを指に纏わせ、見せ付けるようにハセヲの目に晒す。男の精液の匂いをたっぷり

 

と付ける。それが一つの所有の証だった。だが、ハセヲの返事はない。ただ唖然としているようだ。オーヴァン

 

 

が身体を離すと、ハセヲは気が抜けたように、その場にぺたんと座り込んでしまった。背中越しのため、

 

 

表情は伺えないが、おそらくその瞳に光は宿っていないだろう。

 

 

「ふっ・・・・・」

 

 

何を思ったのか、オーヴァンは身なりを整えると、ハセヲを置いてさっさと出て行ってしまった。彼がいなく

 

なり、@HOMEに残るのはハセヲただ一人だ。ゆったりと静寂が過ぎていく。

 

 

「・・・・・・・」

 

 

しばしの沈黙後、ハセヲは自身の秘部に手を伸ばした。ねちょり、と指に粘液が纏わりつく。下着まもが

 

白濁で汚れてしまい、股がぬるぬるしていて気持ち悪い。だがなにより、自身の疼きが何一つ満たされては

 

いないことが気がかりだった。確かにあの瞬間、びりびりと痺れるような感覚で意識が飛びそうになった。しか

 

し、今は思い出したかのように身体が疼き、さらなる刺激を求めている。ハセヲの内なる興奮は未だ冷める

 

に至らないのだ。

 

 

「・・・・んっ・・・ふっ・・・ふぁっ・・・・」

 

 

自然と指が動き、ハセヲは一人、火照った身体を慰め始めた。


 

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