「少し”匂い付け”させてもらうだけだよ」
「んっ・・・ぁんっ・・・あっ・・・・、・・・ひゃあッ!」
硬い先端部分で、柔らかい媚肉の折り重なっているところを、細かく突いてやる。すると、ハセヲの身体は
素直に反応を見せ、物欲しそうにヒクついた。
「・・・ああっ・・・んっ・・・んんっ、んぁッ!」
ちょっと奥に押し込めてやると甘い喘ぎ声さえ漏れてくる。ハセヲの純な反応に満足し、オーヴァンは執拗
に秘部を責め立て、じらし続けていった。
「やっ・・・ふあっ・・・ぁんっ・・・あっ・・・」
「・・・くっ・・・」
ふと、オーヴァンが苦しそうな声をこぼした。どうやら、そそり立つ肉棒が昇り詰めたらしい。
「・・・・んん、んぁっ・・・ッ!?」
・・・どばっ どぴゅどぴゅ・・・
男のモノがビクンッと大きく脈打ったかと思うと、勢いよく熱いモノが吐き出された。熱く、ぬるぬるしたソレが、
ハセヲの太ももや秘部に淫らに纏わり付く。自らが溢れさせた愛蜜と共に、獣臭がする白濁が,べっとりと
火照ったハセヲの肌を彩っていた。
「気分はどうだ?」
「・・・・・・」
白濁と愛蜜のまざったものを指に纏わせ、見せ付けるようにハセヲの目に晒す。男の精液の匂いをたっぷり
と付ける。それが一つの所有の証だった。だが、ハセヲの返事はない。ただ唖然としているようだ。オーヴァン
が身体を離すと、ハセヲは気が抜けたように、その場にぺたんと座り込んでしまった。背中越しのため、
表情は伺えないが、おそらくその瞳に光は宿っていないだろう。
「ふっ・・・・・」
何を思ったのか、オーヴァンは身なりを整えると、ハセヲを置いてさっさと出て行ってしまった。彼がいなく
なり、@HOMEに残るのはハセヲただ一人だ。ゆったりと静寂が過ぎていく。
「・・・・・・・」
しばしの沈黙後、ハセヲは自身の秘部に手を伸ばした。ねちょり、と指に粘液が纏わりつく。下着までもが
白濁で汚れてしまい、股がぬるぬるしていて気持ち悪い。だがなにより、自身の疼きが何一つ満たされては
いないことが気がかりだった。確かにあの瞬間、びりびりと痺れるような感覚で意識が飛びそうになった。しか
し、今は思い出したかのように身体が疼き、さらなる刺激を求めている。ハセヲの内なる興奮は未だ冷める
に至らないのだ。
「・・・・んっ・・・ふっ・・・ふぁっ・・・・」
自然と指が動き、ハセヲは一人、火照った身体を慰め始めた。